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ドラクエに奪われた時間、現在10時間。これがエンデが「モモ」に書いていた有名な時間泥棒か!
「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社+α文庫)
- 作者: 橘玲,海外投資を楽しむ会
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/08/24
- メディア: 文庫
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- 作者: 『このミステリーがすごい!』編集部
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/11/26
- メディア: 単行本
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日経BPの「ライトノベル完全読本」に比べると、ずいぶんファン寄りの内容で、よりライトノベルチックな本です。ランキング内容については、id:chakichaki:20041115ですでに述べていますのでここでは触れますまい。
書店界に住むものとして気になったのは、POSデータのほうでしょうか。なにゆえにくまざわ書店グループのデータを使っているのか、いまいちわかりません。大体くまざわ書店は、小学館に単品データ送ってないし、業界を代表する書店とも思えませんが(ハリポのようにライノベといえばくまざわなんでしょうか?)不勉強ものの私にどなたか教えていただきたいと思います。
- 作者: 江原啓之,和田育子
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
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読んでみました。江原氏の実際のカウンセリングを元に作ったお話だそうです。宜保愛子のように霊視を駆使して相談者のお悩み解決をしていく江原氏。すごいです。ストーリーもよく練られていて、微妙に泣ける話もあったり…。
それにしても霊が見える能力、ってこどもの頃は憧れましたけど、今は見たくないですねー。昔読んだ雑誌に某霊能者が、霊が見えてしまうのは前世でひどいことをしてきたカルマなのであり、そのカルマ落としのために今この能力を使って人助けしている、という話をしていました。そういうものなのでしょうか。評価C+
- 作者: 安藤健二
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2004/09/01
- メディア: 単行本
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この本では「ひばく星人」で有名なウルトラセブン12話や、怪奇大作戦24話「狂鬼人間」などが封印されてしまった経緯を細かく調べて書いています。こういう本を読むと、差別問題の根本を考えざるを得ません。結局製作者側には差別意識というのは殆どなく、逆にそうした問題を解決しようと踏み込んだ作品を作って問題に触れたために、逆に差別と受け取られてしまった、という構造になっていると著者は断じますが、問題はそう単純なものでもないでしょう。差別問題は差別側・被差別側双方の問題であるということを認識するところからしか解決はされないのですから。もちろん「なかったことにする」という方向性では解決しないのは明白なんですが。
最近の中国についての意識問題にその辺が垣間見られるのは残念なことです。日中戦争時の日本軍の侵略行為については、そりゃもう日本人としては謝罪するしかないわけですが、いつまでたってもその事を持ち出して反日を掲げる中国人に対して、「民度が低い」と逆差別が発生しているのも事実ですし、自虐史観を吹聴して国論を右傾化させようとする教科書の会の方のような人たちを出現させている要因は「被害者意識」を暴力のように振り回されるがゆえの苛立ちに端を発しているのではないかと思います。そう、被差別側の「被害者意識」の行使というのは、誤解を恐れずに言うと、一種の権力であり暴力でもあるわけなんですね。ですが、それを振り回しているだけでは、永久に解決はされません。
過去を認め、それを忘れず、かつ建設的な付き合いをお互いができるようにならないと差別問題は改善されないということなんです。大人になれよ、ということ。難しいですね。人間は本当に未熟です。
- 作者: ダンブラウン,越前敏弥
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/10/31
- メディア: 単行本
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