ドラクエに奪われた時間、現在10時間。これがエンデが「モモ」に書いていた有名な時間泥棒か!

橘玲の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」を読んではや一年。まったくお金持ちになれないのはどうしたことでしょう。読み方が足らなかったのかもしれません。追加で読んでみます。積読
このライトノベルがすごい!2005

このライトノベルがすごい!2005

話題の1冊ですね。書店員としての義務感で読みました。
日経BPの「ライトノベル完全読本」に比べると、ずいぶんファン寄りの内容で、よりライトノベルチックな本です。ランキング内容については、id:chakichaki:20041115ですでに述べていますのでここでは触れますまい。
書店界に住むものとして気になったのは、POSデータのほうでしょうか。なにゆえにくまざわ書店グループのデータを使っているのか、いまいちわかりません。大体くまざわ書店は、小学館に単品データ送ってないし、業界を代表する書店とも思えませんが(ハリポのようにライノベといえばくまざわなんでしょうか?)不勉強ものの私にどなたか教えていただきたいと思います。
スピリチュアル・コミック メッセージ (1)

スピリチュアル・コミック メッセージ (1)

江原氏の飛鳥新社からでている「スピリチュアルメッセージ」という本は、なぜか語尾が全部「〜なのじゃ」なのです。内容以前に、もう可笑しくって可笑しくって読み進められなかったのですが、漫画化してくれました。これで語尾にも惑わされず、内容を確認できそうです。
読んでみました。江原氏の実際のカウンセリングを元に作ったお話だそうです。宜保愛子のように霊視を駆使して相談者のお悩み解決をしていく江原氏。すごいです。ストーリーもよく練られていて、微妙に泣ける話もあったり…。
それにしても霊が見える能力、ってこどもの頃は憧れましたけど、今は見たくないですねー。昔読んだ雑誌に某霊能者が、霊が見えてしまうのは前世でひどいことをしてきたカルマなのであり、そのカルマ落としのために今この能力を使って人助けしている、という話をしていました。そういうものなのでしょうか。評価C+
封印作品の謎

封印作品の謎

カムイ外伝のアニメで第5話の再放送がすっ飛ばされていたのを思い出したので購入。一応ビデオ化はされていたので後でその話は見られたのですが、「名張の五つ」という結構強烈な話で、TV放送を躊躇する理由もわかった気がしました。
この本では「ひばく星人」で有名なウルトラセブン12話や、怪奇大作戦24話「狂鬼人間」などが封印されてしまった経緯を細かく調べて書いています。こういう本を読むと、差別問題の根本を考えざるを得ません。結局製作者側には差別意識というのは殆どなく、逆にそうした問題を解決しようと踏み込んだ作品を作って問題に触れたために、逆に差別と受け取られてしまった、という構造になっていると著者は断じますが、問題はそう単純なものでもないでしょう。差別問題は差別側・被差別側双方の問題であるということを認識するところからしか解決はされないのですから。もちろん「なかったことにする」という方向性では解決しないのは明白なんですが。
最近の中国についての意識問題にその辺が垣間見られるのは残念なことです。日中戦争時の日本軍の侵略行為については、そりゃもう日本人としては謝罪するしかないわけですが、いつまでたってもその事を持ち出して反日を掲げる中国人に対して、「民度が低い」と逆差別が発生しているのも事実ですし、自虐史観を吹聴して国論を右傾化させようとする教科書の会の方のような人たちを出現させている要因は「被害者意識」を暴力のように振り回されるがゆえの苛立ちに端を発しているのではないかと思います。そう、被差別側の「被害者意識」の行使というのは、誤解を恐れずに言うと、一種の権力であり暴力でもあるわけなんですね。ですが、それを振り回しているだけでは、永久に解決はされません。
過去を認め、それを忘れず、かつ建設的な付き合いをお互いができるようにならないと差別問題は改善されないということなんです。大人になれよ、ということ。難しいですね。人間は本当に未熟です。
天使と悪魔(上)

天使と悪魔(上)

今年一番面白かった本は実は「ダヴィンチコード」だったかもしれない、と04年を振り返りながら、まだ読んでないこいつを片付けなければという義務感。映画化構想で主演にトム・ハンクスという記事が出ていましたが、断固反対。私のオススメは、ビル・プルマンです。積読中。