岩月謙司、準強制わいせつ罪容疑で逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041207-00000142-mai-soci
まいりました。この方の本は結構売っているのですが、引き上げが始まるかもしれません。「ずっと、彼氏がいないあなたへ」とか、いまだに月10冊売れてるのに・・・。
- 作者: 大森望,三村美衣
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2004/12/07
- メディア: 単行本
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感想としては、この本の骨子は実は大森望が「はじめに」で全部書いてしまっていて、あとはオマケだなぁ、という感じでした。対談部分は、昔はあんなのもあったよねーという話で、岡田斗司夫のオタク座談会とほとんど差のない内容。結局は、ライトノベル界を唯一客観的にとらえている大森さんが、知識だけではないその博識ぶりで昔から今までを回顧をされるわけですが、ライノベ界以外のバックボーンが広いゆえの発言が多くて、そのあたりが「ライノベばっかり読んでます!ライノベ最高!」という印象を深く受けた「このライトノベルがすごい」とは違い、発言内容に深みと重みがあってよかったと思います。とは言え、評論としては「はじめに」のわずか数ページで言い表されてしまうぐらいのものですので、過大な期待はかけなくてもよいのかな、と思います。
よかったのは作品の書評。これは一つ一つ気合が入っていて、これ読んでるだけで読みたくなったタイトルもちらほら。書評かくあるべしです。
私自身はライトノベルにそんなに思い入れはないので、語ろうとか、そういう気持ちにはならないのですが、これ読んでて思い起こしたところ、個人的なライノベデビュー作は藤川桂介の「宇宙皇子」だったなぁと。いのまたむつみの画集も買っちゃったし。その後、Dに銀英伝にアルスラーン、新井素子、ジャパネスク、ロードス島、と来て、フォーチュンクエストあたりでもうついていけなくなりました。ラインナップ見るとえらくメジャー志向だな、と我ながら思いますが、当時はライノベ読んでる人はマイナーな存在だったので、とてもそうとは思っていませんでしたが。ラジオ関西のアニメ玉手箱を聞いてた頃ですよ。懐かしいですね。そういえば来月「ジャパネスク人妻編」というのが花とゆめで発売になるんですが、これは買いなのでしょうか…?
あと「火吹き山の魔法使い」が扶桑社文庫で復刊とあったのですが、これは楽しみですねー。また買ってしまいそうです。評価B
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/12/09
- メディア: 単行本
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いやー今年のベスト10ですが「暗黒館の殺人」と「ダヴィンチコード」以外どれ一つとして読んでないです。やばいなー。というか、まだ「葉桜の季節に君を想うということ」も読んでません。私の中でだんだんこのミスのプライオリティが下がってきているんでしょうが、このミス本誌の売上も年々下がってきている気もしますし、そう感じているのは私だけじゃないはずです。多くの書店が、このミスの内容自体よりもランキングデータだけに商品価値を見出しているわけで、それが緩やかな衰退を招いているのではないかと・・・。やはり褒めるだけでなく「このミステリーが酷い!!」(http://mystery.adam.ne.jp/hidomys2004/votec.cgi)みたいな企画もないと、もう読者もついてこなくなるんじゃないかなぁ。あ、暗黒館に一票いれてしまいました。積読中
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/12/07
- メディア: 新書
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読んでみましたが、3編とも素晴らしい出来映え。阿修羅ガールは、全然気に入らなかった私ですが、舞城見直しました。四兄弟サーガもいいけど、短編は非常に素晴らしいです。舞城の価値観や世界観は、純文学書いている人たち以上にはるかに純文学的です。主人公たちは性差や年齢差がありますが、すべて同じ価値観で動いているという意味で、実は全部舞城の私小説であるということに気づきます。今風の文体ばかりが何かと目立つ舞城ですが、むしろテーマの設定は古風だし、本人も意図的にそうしているのでしょう。そういう意味では、舞城を「新しい」とのたまうことには抵抗があるのですが、この見事なまでに巧い文圧と、テーマを見つめる視線の在り方は、当代一流の作家のそれであると認めざるをえません。悔しいけど。評価A−
- 作者: むっく
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2004/09/27
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でも読んでみたら、これが異常に面白くありません。これ楽しめる人って、本当にデータベース消費できる方なのでしょう。私には無理です。すみません。もえもえ団失格です。評価D−
「とらのあなの美虎ちゃん」も、http://media.excite.co.jp/book/interview/200411/によると、連載百回越えたら単行本化の話があるらしいです。これってやっぱり「とらのあな」限定商品になるのでしょうか。欲しいけど微妙に売りたくないなぁ・・・。
- 作者: 小田扉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/02/28
- メディア: コミック
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読んでみましたが、バカ度炸裂。しかも健康的。なかなかよいです。少年時代からノスタルジーを引き算して、客観的に見つめれば、そこには「笑い」しか残らない、というだれにでもわかるようでいて、意外と見落とされるこの場所にうまく着地してます。続きを買うかどうかは、微妙。買うほどの本かぁ?という気もしますし。評価C+