入院はまぬがれましたが、家庭内闘病やってました。今月3つ目の風邪です。直りきらないうちに次の風邪を連鎖的にもらうという、最悪の1ヶ月でした。5キロ痩せたのでダイエット的には良かったかもしれません。

撲殺天使ドクロちゃん (電撃文庫)

撲殺天使ドクロちゃん (電撃文庫)

ライノベ本で、必ずその存在に触れられるので、読まないと、と思って手に取りましたが、これ読んだせいで確実に病状が悪化したような気がします・・・。
作者、いいのか?こんな本だして。将来トラウマになると思いますよ、死ぬまで言われ続けると思いますよ。「撲殺天使を書いたおかゆさん」とか紹介されて。死んだ後でも言われ続けるかもしれません。位牌にまで「撲殺天使居士」とか書かれて。
まぁ、これを出せるのは、よほどのやばい人か、完璧なまでにプロ意識の徹底した職業作家かどちらかだと思いますが、作者が前者でないことを祈ります。あまりの内容に巻末の角川歴彦の「電撃文庫創刊に際して」が私にはたちの悪いジョークにしか見えませんでした。
とにかく、絶句。重版状況を見て、また絶句。まちがいなく、ここ10年で読んだ本の中でマイワーストであることは確実かと。ああ、これを未読だった頃の私に戻りたいです。
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪(戻れません・・・)
eBook時代 はじまる! 「電子の本」が変える読書革命

eBook時代 はじまる! 「電子の本」が変える読書革命

来ませんねー、eBOOK時代・・・。普及にはあと3年以上はかかるのではないでしょうか。この狭い業界が、またしてもリブリエソニー陣営、シグマブックの松下陣営に分かれていますが、著者は松下陣営の方になります。見えかけは確かにソニー製の方が上ですが、実際の中身としてはやや松下でしょうか。
とは言え、そもそもこの機械には「買う人がいない」という根本的な問題があります。本は買うとかさばるから邪魔!というのはその通りですが、だからってこんな高価な端末は購入しないでしょうし、大体こんなに高い端末を買える財力があれば、買った本の置き場には困るような家にはそもそも住んでないでしょう。
つまり今は純粋に面白い機械として購入している人以外は誰も購入していないわけですが、この矛盾が解決されない限り普及しないと思います。
プロジェクトXみたいで本は面白かったですけど。評価C+