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- 作者: かわぐちかいじ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/12/24
- メディア: コミック
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- 作者: 福島聡
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
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- 作者: 小林よしのり,西部邁
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
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有森裕子の銀メダル獲得時の「自分をほめてあげたいと思います」というコメントに対しての西部氏。 「この発言は間違っている」・・・・・・・・・・・ ええっ、これに間違いも何もないだろー!
世の中の「ヨン様ブーム」に対しての西部氏。
「表面的には「ヨン様は甘いマスクでかわいい」といったことなんでしょうけど、彼女たちの潜在意識を分析してみると、朝鮮人を蔑んだうえで、次にその朝鮮人を自分のダーリンにして持ち上げて、今の時代の価値を転倒しているんじゃないかと思うんです」と発言。さすがに小林よしのり氏も、それは危ないこと言ってるよと警告するのですが、負けない西部氏。
「違う違う。僕が(朝鮮人が)下だと思っているんじゃなくて、みんながそう思っているんです」・・・・・・・・思ってねーよ!
ほぼ全編通しての女性蔑視・外国人差別発言オンパレード。この人は本当に知識人なのかと疑いたいくらいの事実誤認からくる誤った結論。「僕と小林君は頭がいいものだから、その先の第二歩、第三歩まで考えちゃうわけです」などと平然と発言されていますが、どこからどう見てもあなたの頭が悪いことは明白です。
一方の小林よしのりの言うことは、結構まともなんです。尖閣問題と沖縄問題の話は至極納得できますし。そんな小林さん、よく西部さんと付き合ってられますね。というか、言論界は小林よしのりの周りにもうちょっとまともな人をセッティングしたほうがいいと思います。そうすれば、会話のレベルも一般人が読む(もっと高い)レベルにあがると思いますし、註もこんな中学生向けじゃない註になると思います。
いやー、このシリーズ売れているそうですが、これ買って本気で感心しているような方は、もう少し本質的な知恵をつけたほうがよろしいのではないかと。楽しみ方としては、西部氏の無知蒙昧を嗤う、という楽しみ方が出来ますが、それで売れているのだったらいいのですが。評価D