久しぶりに映画見ました。昔のパニックムービーの伝統を引き継ぎつつも結構、この映画のメッセージは深刻かつ真面目です。地球温暖化現象によって、逆に氷河期が引き起こされるというのがこの映画の主張なのですが、NHKの地球大紀行シリーズでも同じことを言ってました。(第8集の「氷河期襲来」ですね)。氷河生成のメカニズムは海流の微妙な変化による気温変化によって生じるのですが、温暖化によって極地の氷床が大量に海に溶出した結果、海水の塩分濃度に急激な変化が生じ、海流が変わってしまう、そこで気候の大変動が発生する、という地球全体のシステム。
最近南極の棚氷の急激な減少やアルプスの氷河の急激な減少が観測され、それがもう近い将来発生することは確実なようです。そういや日本でも去年は台風が多かった。ですが、京都議定書アメリカが拒否したように、そう簡単に今の生活システムが変えられるわけでもない。個人で出来ることも非常に少ない。一度こういう大災害が引き起こされて初めて、気づくものなのでしょう。人は愚かなものです。