ふたば書房 京都タワーブックセンター
広島のフタバ図書とは多分関係ないと思われます京都のふたばです。京都駅で新幹線待ちをする時間に行くことのできる本屋さんを物色してみたところ、発見した本屋さんです。まさに「発見」という言葉が相応しいぐらい、盲点な場所にあります。何せあの観光名所「京都タワー」の中にある書店なのです。いやー知りませんでした。こんな観光名所の中に大きな本屋があるなんて。地元の方でも結構気づいてない方多いんじゃないでしょうか。
さて、京都タワーブックセンターは、京都タワーの3階にあります。1階はお土産物店が所狭しと並んでいて、場末な観光地というイメージです。何せ建物は築40年。老朽感は隠し切れない上、入っているテナントも呉服売場に100円ショップ、歯科医院にゲームセンター、手芸用品店に理容室と、まるで統一感がなく京都駅前の一等地にいるとは思えない場末ぶりです。なんだか異様に暗いエレベーターホールからエレベーターに乗って3階に向かいます。
着きました。店内の明るさに比べ、やはりどう考えてもエレベーターホール(写真手前側)が暗いです。入口が陰鬱なイメージになってしまっているのでとても可哀想。京都タワーなんとかしてやれよ、エレベーターホールの照明ぐらい。
さて店内は結構広くてガランとしています。奥に雑誌売場や座り読みスペースがあって、そこにはお客さんもいるのですが、全体的には少なめ。落ち着いて本を選べそうです。当日雑誌の平積み量も確認してみましたが、規模にしてはかなり薄く、売上的には結構厳しめなのではないでしょうか。って、そりゃそうだろうなぁ。こんな場所わからないですよ。
しかし売場自体は、結構しっかり作ってあるのです。フェアの展開など陳列が結構巧い。プッシュしたいタイトルは棚の中でバスケットに入れて1冊ずつ余裕をもって面陳されていたりします。とても綺麗な展開方法です。在庫が少なくてもこういうやり方があるのか、と勉強になります。特に力が入っているのが、京都関連の書籍で、どの棚を見ても京都京都京都。レジの向かいには京都本しか置いていない京都本専用の売場があります。そんなふたば書房のおすすめ本がこれ。結構面白そうだったので購入してしまいました。
- 作者: 八幡和郎
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2004/12/22
- メディア: 単行本
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総合評価65点。売場は悪くないのですが、入口の暗さも含めたトータルの雰囲気がよろしくありません。隣接するゲーセンの音がうるさいのもマイナスポイント。いいお店は「売れてるオーラ」を発しているのですが、この店にはそれがありません。私であれば、まず内装を和風にしてしまいます。什器は勿論、木什器、竹でもいいかもしれません。床は畳。BGMも和風。入口には暖簾ですね。店員さんは当然着物を着てください。京都にこだわった店を京都タワーの中に作るならそれぐらいはやらないと。それをやったあとで、「純和風書店、千年の都に復活!」とパブリシティをうちます。告知が無さすぎなので、店舗の認知度をあげないといけません。看板も増設しましょう。なんか楽しそうな店になる予感しませんか?しないですか、そうですか。残念です。
おまけ 一番上の写真は、新しく登場した京都タワーのマスコット「たわわちゃん」です。素敵です。