これからはハカリが書店の標準備品になるかもしれない

chakichaki2005-05-08

冗談ではございません。こんなことを書いているのは、ちょと信じられないことがあったためなのでございます。ある朝、新刊の箱をあけて検品をしていると、1冊の不足が発生。まぁよくある話です。こういう場合、書店は取次さんに電話するなりなんかして、弁送してもらう(足らない分を即送ってもらう)か、入帳してもらう(マイナス伝票をきってもらう)というのが、この業界の常識なのであります。(赤伝入帳処理じゃなくて訂正伝票発行だろ!というツッコミはここでは置いておきましょう。何せいい加減な業界なのですから)
しかしここからが問題でした。取次さんの回答がなんと、「こっちは重量検品やってて冊数入れ間違えるはずないから、そっちが数え間違ってるんじゃないっすかー?」(実際はもっとソフトです)というもの。なんですとー!!
重量検品というのは、タイトルごとの基準重量をコンピュータに登録しておき、1箱ごとの理論重量を計算して実際の箱の重さと比較するというものです。つまり取次さんはこの自動検品システムでミスはあらかじめチェックしてるから、送品ミスはあり得ないと、主張するわけです。
ちなみにこの件に関しては取次さん曰く「あんたらが入ってへんかったゆーてる本は200グラムやねん。せやけど箱の重さを量ったら、理論値と比べてマイナス40グラムやったんや。これは誤差の範囲ですわ。文句あるんやったら、コンピューターの記録お見せしまひょか?わてら、間違ってませんわ。そうでっしゃろ?」(実際は標準語です)
と強硬に主張され、入帳を拒否するという事態に…。おいおい、それは許されへんやろ。さすがの私も怒るでしかし。
で、冒頭のタイトルに戻るわけです。これから送品ミスの箱があったら、とりあえず店舗側でも重さを量っておきましょう。こんな横暴は許してはいけません。