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コンビニ・ララバイ (集英社文庫)

コンビニ・ララバイ (集英社文庫)

これは久々に、いい本を読みました。じわっときますよ。特に浅田次郎が好きな方には超絶にオススメします。本当に小説らしい小説、読むと心が洗われます。こういう小説をもっと読みたいのです、私は。 久々に評価Aです。
ほしのこえ (KCデラックス)

ほしのこえ (KCデラックス)

新海誠のアニメの方をすでに見ていて、ストーリー知っているのにもかかわらずボロ泣き。あー、こういう話には弱いんです。電車内ですすり泣く中年男の図はさぞ気持ち悪かったことでしょう。周りのみなさんどうもすみませんでした。「トップをねらえ」の最終話がまた見たくなってしまいました。(もちろんあれも号泣)評価B+
59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

大手版元による争奪戦になった本作が美術出版社なんていう?な版元の手に落ちたのは、美術出版社の社長さん自らがアルテイシアさんに挨拶に行ったからなんだそうです。「キャリアとオタクの恋」という副題がついていますが、これ面白いなぁ…。電車男だの電波男だの負け犬だのと色々と話題になっておりますが、個人的にはこの本が今までの中で一番心に響いたし共感できたような本であるような気がします。笑えるし。
でも59番さんもアルテイシアさんも、どちらもかなりの変わり者。多分エルメスさんはガンダムトークなどできないだろうことを考えると、ただのオタクとただのキャリアが恋してもこうはならんでしょう。ちょと普遍化はできそうもないけど、それでもよいのだ。評価A−
東洋一の本

東洋一の本

日本には「東洋一」と呼ばれる鍾乳洞が4つもある。なぜだ!という素朴な疑問から始まった研究が明かしていく驚くべき「東洋一」の秘密。むちゃくちゃ面白い!最初は桂小枝のコネタ集みたいな話からスタートしたのに、「東洋一」という言葉が持つ日本人的感覚が、時代とともに移り変わっていく斬新な日本人論に展開していき、最終的にはオリエンタリズムにまでもつながっていくという傑作ルポになっておりました。これはやられました。評価A