147-151/200
- 作者: 斎藤美奈子
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- 作者: 菊池直恵,横見浩彦
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- 作者: 平山夢明
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- 作者: みなもと太郎
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ただ、この「靖国論」すごいな、と思ったのは論旨の破綻が思ったほど多くないこと。やはり小林よしのり、頭は悪くないです。間違ってるだけで。「戦争は外交の一手段である」「民主主義は嫌いだ」「霊魂を信じるのは宗教行為である」というのが小林よしのりの主張なので、その論旨で行けば、確かに戦没者顕彰施設である靖国を否定するのはもってのほかとなるし、政教分離なんぞそもそも最初から不可能だ、ということになるので筋は通ってますね、論がかみ合ってないだけで。
ただ、靖国が日本人古来の信仰だ、と断言するのはやめてくれないか。私は日本人だが、そんな低次元な信仰形態をもって伝統であるとか主張して日本人を貶めるのはやめてほしいと考える。大体、江戸期以降の国学によって人工的に変質させられた神社は不自然。明治以前に民間で本当に伝統的であったと言える神仏習合を破壊して構築している神社の中でも、さらに靖国は特殊ですからね。私は日本人なら靖国に参拝すべきだと思っている人の一人ですが、お寺や神社におまいりするのとは、やっぱ全然違う感覚なので、あれを日本人伝統のーとか言われるとなぁ。評価C+