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私はコレを読むまでは、自分はサブカルかオタクか、って言われたらサブカルかもしれないと思っていたのですが、絶対そうじゃないということがよくわかりました。つーか、むしろオタク。純度100%のオタク。いいよ、オタクで。もう、とにかくここに出てくるサブカルの人たちの発言を聞いているだけで、サブカルにならなくてよかった、と思ってしまう始末。なんて言えばいいのでしょうか、関西人ならわかると思うのですが、テレビでエセ関西弁をしゃべる俳優を見たときに感じる怒りの感情とほぼ同じものをサブカルの人たちには感じますね。
対談集なので、内容は散漫としているのですが、集約すると、いちいち何を語るにしてもニューアカ的に社会学や心理学を持ってこないとダメ、海外で認められたものしか評価できないというサブカルの人たちをオタクは非常に嫌っている。それはモテ度や男女間コミュニケーションに関する感情的な問題も密接に絡んでいるようだ。しかし現実には「オタクVSサブカル」なんてものは存在しておらず、「オタク・サブカルVS一般の人」ってのが本当の構図。ただ客観的に見たらそうなんだけど、お互い近視眼的なので見えてないことが多い(特にオタク側は)。というものでした。つまんない本です。
大体、そもそもこんな特集の本を購入する人はすでに「オタク」だと言ってよいのだとか。なんだ。はじめから答えはわかっていたのですか(笑)評価C−