高橋歩氏に対しては、多分好きという人と嫌いという人にはっきり評価がわかれるのではないでしょうか。私はどっちかいうと後者のほうなんですが、それでもこの本はかなりのオススメです。夢の「世界一周旅行」を現実のものにするには、どうすればいいのか、いくらかかるのか、何を持っていけばいいのか?を、わかりやすく丁寧に書いてくれた世界一周ガイド本。これ読んだら、もう仕事ほっぽりだして世界一周旅行にに行きたくなります。いや、まじで子どもがいなかったら、本当に行ってた。世界一周の航空券は意外と安くて35万円ぐらいなんですって。あー、いつか絶対行ってやるー。評価B
ティベリウス帝の治世を書く。
カエサル・
アウグストゥスというタイプの異なる二人の天才によって構築された
ローマ帝国を、一人の有能な軍人が引き継ぐ。庶民には人気がなく、悪帝と歴史家から断罪された彼の統治の実態は、「職
人皇帝」と言ってもいいぐらい磐石で隙のないものだった、という
塩野七生による
ティベリウス帝の再評価。まさにプロの仕事。かっこいい。かなり惚れました。この皇帝の業績も二千年たって、はじめて評価されるって、あまりにもかわいそ過ぎな気がします。評価A−