エンキョリレンアイ

エンキョリレンアイ

恋愛小説は読まない私なのですが、書店が舞台になっていると聞いて読んでみました。京都駅八条口のビルの6F、ワンフロアがすべて本の売場になっている書店が舞台です。そうです、これはアバンティブックセンターですね。
主人公は、アバンティブックセンターでバイトをしてる女の子。そこに「姪にあげるプレゼントの絵本を探しているんだけど一緒に探してほしい」という男性が現れ、二人は恋に落ちます(おいおい)。でもそこは店員とお客さん。二人はお互いの連絡先も聞くこともなく別れるのでした。
実はこの主人公、バイトをやめる予定だったのでこの日が最終出勤日だったのです。翌日、主人公に会うために再度売場に訪れた男性、主人公が店を辞めたと聞いて、なんと電話番号を店で無理やり聞きだして主人公の家に直接電話をかけてきます(おいおい)。実はこの男性、明日からアメリカに旅立ってしまうのでした(えぇっ!)。主人公、どうしても会いたくなり、飛行機の便名を聞いて京都から一路成田空港に走ります。そして…
という、いろいろと突っ込まずにはいられない話ですが、この後の展開も恋愛小説の王道。最後も上戸彩さん号泣の展開が待っています。もちろん私は泣きませんでしたが。評価C+
なお、当店ではお客様にスタッフの電話番号を教えるという個人情報保護法違反の疑いがあるようなことはおこなっておりませんのでスタッフのみなさんご安心ください。(アバンティでも教えてくれないと思うぞ)