新耳袋」第六夜の京都のマンションの話に出てきたタレントのKこと北野誠の怪談集。私は学生時代サイキッカーだったので、彼の怪談話もよく聞いていたのですが、単行本化されましたので購入しました。怪談ジャンキーの私ですが、この本は結構よいです。テレビモニタを通しても見える人と見えない人がいるということが初めてわかりました。
実は学生時代、私の実家の私の部屋には「いた」のですが、いるということはわかるものの、見ることは出来なかったのですね。それがある日「見えた」のです。ところが、見えてしまったその日以降、まったく見ることは出来なくなり、存在を感じることも無くなってしまいました。偶然見えてしまったことによって、それ以降見えるようになるというケースは結構あるらしいのですが、私のように逆に霊感を消失してしまうケースはあまり聞いたことがありません。まぁ、今は見えなくてなってよかったと心底思いますけど、何故人によって見えたり見えなかったりするのかということに、非常に興味があるのは、多分そういう体験をしているからなのでしょうね。