うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

まぁまぁ面白かった。気になるのは、うつ病状態の吾妻ひでおと今の私の精神状態がほとんど同じだということでしょう。つまり私もうつ病ってことだ。医者に行ったほうがいいのでしょうか。評価C+長かった「ひぐらしのなく頃に」もようやく読了。最終作では圭一の見せ場が全然無いのがやや不満です。赤坂と葛西と富竹の異常な強さにもびっくり。最終作である祭囃し編では、WAVファイルが抜けないようになっていて、これまで折角iPodに落として聞いていたのに聞けなくなったと落ち込んでいたら、こんなCDが発売されたのですね。早速購入。「ひぐらしのなく頃に」が傑作であるのは、もちろん物語がすばらしい出来映えだからなのですが、音楽もかなり貢献度が高いと思います。個人的にはBirth&DeathとYouが好き。評価B+
警察裏物語

警察裏物語

ひぐらし祭囃し編の赤坂みたいなやつ、フィクションだろう!と思っていたのですが、この本を読むとそうでもないらしく、実際にそういうやつが日本には数人いるようだ。これを読むと、警察って公営のヤクザなのね、というのが納得できます。身内に甘い、と言われますが、あれもヤクザと同じで「うちのもん」を守る、という感覚なのでしょう。この本のおかげで警察に対する理解が深まり、ますます警察に対する不信感も揺るがないものとなりました。ありがとうございます。評価B
冒険少年 (ビッグコミックススペシャル)

冒険少年 (ビッグコミックススペシャル)

あだち充を読むのは「じんべえ」以来。ノスタルジーをテーマにした作品なのですが、ダメダメです。とにかくストーリーが根本的に、あまりにもありがちで凡庸なレベルの作品で共感できないし、中途半端に主人公が救われるところもご都合主義的で非常に腹立たしい。まぁしかしビッグコミックオリジナルの読者には大好評だったらしいと帯に書いています。オリジナルの読者ももうダメだな。長期連載ばかりでマンガを見る目が保守的すぎる。「じんべえ」は良かったんだけどな。評価D
空想科学読本5 (空想科学研究所の本)

空想科学読本5 (空想科学研究所の本)

4年ぶりの新作書き下ろし。相変わらずくだらない。しかも初期のころにあった破壊力はすでに無く、笑えないしくだらないという二重苦になってとても読むのがつらい。ルフィのゴム腕が普段は縮めている、という説だけは面白かったが他は×。評価D
愚者のエンドロール (角川文庫)

愚者のエンドロール (角川文庫)

古典部シリーズ二作目。映画を撮りましょうという話。いまいち。カタルシスを得られない構造の話なので、これは二作目でなく、五作目ぐらいに持ってきたほうがよかったのでしょう。あと、入須先輩は最後の敵として、スケバン刑事風にまた登場してもらわないと古典部シリーズのエンタテイメントとしてのカタルシスがなくなってしまうのでは?という気がします。評価C−貴志祐介のファンサイトで人気№1だったのが意外で、購入。書店的には、やはり彼の代表作は「黒い家」で、「ISOLA」や「青の炎」のほうが映画化もされたので売れている。
ストーリーは、ありえねーだろ、の連続だったが、面白かった。特にゲームブックファンは楽しめることでしょう。ゲームブックと言えば、鈴木直人のスーパーブラックオニキスの続編はもう出ないんですかねぇ。評価B+
「超」怖い話Θ (竹書房文庫 (HO-32))

「超」怖い話Θ (竹書房文庫 (HO-32))

シリーズ8巻目にあたるこの怖い話シリーズの中でも最高傑作の部類に入る一冊。これは怖かった。新耳袋を、もう完全に超えていると思う。評価A−