暴れん坊本屋さん(3) (ウンポコ・エッセイ・コミックス3)

暴れん坊本屋さん(3) (ウンポコ・エッセイ・コミックス3)

これが最終巻だなんて何ともったいない…。書店コミックとしては過去最高の傑作で、最終話まで面白さのレベルが落ちることはありませんでした。すごいです。
折丁の話とかは私も知らんかった話で勉強にもなりましたし、あまりドラマのないような毎日の書店風景も、プロの手にかかるとこんなにも面白おかしい読み物になってしまうのですね、とかなり感動いたしました。ウチの店にも来て欲しかったです…。
でも最初の「プロパガンダ本屋さん」とか読むと、本当に今どこの書店でも人不足で死にそうになってるんだなと実感します。これからの時代は、究極に人がいなくても運営できる仕組みを持った書店か、あるいは、仕事がものすごく大変でも働きがいがあって人がやめない書店か、どっちかしか生き残らないんだろうなぁと思います。しかも多分、どっちも必要なんだろうなぁと…。これからの書店経営にとって一番大事なのは、顧客満足よりも従業員満足度。そんな時代になったことに気づかされました。評価A