ミーナの行進

ミーナの行進

ノスタルジーは美しい。それが小川洋子の手によるものだから、なおのこと美しい。ノスタルジーが美しいのは、未来がないからだ。思い出という閉じられた箱は、閉じているがゆえにきらきらと美しく輝く。評価B+