濫読日記。

本日記

本日記

珍しくもこの私が坪内祐三を購入。個人的には全然ハイカルチャーに興味がないので、守備範囲もセンスも大きく異なる異世界を見ている気分。この日記もいろいろな人の悪口を言いたい放題なんですが(そこが面白いんだけど)、この私も直接的な言及ではないもののボロクソに言われておりました(笑)。言い返してやりたいのはやまやまなのですが、価値観の違う人に何を言ったところで不毛なだけなのでやめておきます。でも覚えてろよ、いつか見返してやる。評価C+驚くほどつまらない本でした。前の腐女子思想大系は明らかに「妄想」を文章にしただけだったので面白かったのですが、今回はAERA的なスタイルの文章を使ったことで、ただの根拠の無い思い込みを客観的事実のように書いているというとても嘘っぽくて浅い本になってしまいました。残念。評価D−
新女性マーケット Hahako世代をねらえ!―男が知らない母娘の消費と恋と胸のウチ

新女性マーケット Hahako世代をねらえ!―男が知らない母娘の消費と恋と胸のウチ

その「腐女子化する世界」で批判されていました牛窪さんの本。団塊世代の母親と団塊ジュニアの娘が非常に仲がよく、このコンビネーションを新しい消費マーケットとしてとらえるべき、それがビジネスチャンスになる、と主張している本です。こちらはかなり面白い。なぜスピリチュアルな占いが流行するのか?百貨店の紳士服売場でなぜ最近「帽子」がよく売れるのか?なぜカルチャーセミナーで料理教室が大人気なのか?なぜ瀕死だったバーバリーが劇的に復活できたのか?というような現象を、このHahako(母娘)世代のライフスタイルや心理的な行動要因を探りながら読み解いていきます。杉浦由美子は多分全否定するんだろうし確かに怪しい側面もあるんですが、読み物として圧倒的にこっちのほうが面白いのは確か。こっちはビジネス書なんですけどね。評価B
アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)

アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)

30年も前の乱歩賞。去年の9月に講談社文庫で新装版がでてあちこちの書店で仕掛けられてるようです。私の購入したものはすでに3刷でした。有名な作品ですが読んだことはなかったので読んでみました。まあまあ。さすがに時代を感じさせるという部分(こんな学生いないよ)と時代を感じさせない部分(ミステリ的な構成)があって、今でも十分読めます。評価C+
ジパング(28) (モーニング KC)

ジパング(28) (モーニング KC)

マリアナ海戦が佳境に入ってきました。次の巻に大きく期待です。評価B+
バガボンド(25)(モーニングKC)

バガボンド(25)(モーニングKC)

又八の描写がとてもいいです。安定してすばらしい作品です。評価B+
鋼の錬金術師(16) (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師(16) (ガンガンコミックス)

なんか変な展開に。評価B+