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- 作者: ギンティ小林,ヒロモト森一
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2007/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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新耳袋の代名詞ともなっている第四夜の「山の牧場」(http://blog.livedoor.jp/kobateck/archives/cat_50012757.html)をはじめ、第六夜の「幽霊マンション」(http://homepage2.nifty.com/masahito4492/ayakashi/yuureim_open.html)、新耳袋には登場しないけど北野誠の「続おまえら行くな」に登場した呪いのビデオ(http://e-mov.com/movhtm/sinrei/usiro.htm)の舞台となったホテルの廃墟、そして人が消失するという噂の第七夜の「天狗神社」にわざわざ行くのです。怖がりなのに。真夜中なのに。お約束通りカメラや機材が壊れていくのに。
ところでこの本を読むまで、私はこの天狗神社の話をすっかり忘れていて、もう一度読み返しました。新耳袋内ではそれほど印象に残る話ではなかったのですが、実際に行った体験談を読むと異常に怖いです。心霊スポットというより、異常スポットと言っていいかも。
ところで、「新耳袋」史上最恐の話と言えば、第四夜に登場する「八甲田山」。何せ、そのあまりの内容と話の持つ呪力の強さに、著者のお二人が話を封印してしまったほど。新耳袋には、その封印される途中までの話が収録されているのですが、それだけでも他の怪談と比較にならないぐらい怖い。ところで、その八甲田山にも行こうとする突撃取材陣に対して、新耳袋の木原さんと中山さんは、あそこだけは行ってはいけない、と警告します。他の心霊スポットには「行かないほうがいいよ、止めないけど」だったのに。そして結局著者は、行くことができないのですが、その理由とは?
怖すぎです。