センネン画報

センネン画報

100%間違った解釈の仕方であると十分わかっておりますが、一万人に一人ぐらいは共感していただける人がいないかと思ってこの感想を書きます。
この作品はホラーです。はっきり言って怖いです。
コトリンゴさんのほんわかしたアルバムを聞きながら読んでおりましたが、背筋が寒くなりました。森見登美彦氏は「こんなにどきどきするのはなにゆえか!」と帯に書いておられますが、それはこの作品がホラーで怖いからです。だからどきどきするのです。
え、全然怖くない??切なくて共感する??
いーや、それはきっと騙されてるんだって。私はこんなに怖いマンガを読んだのは久しぶりですよ。透明な闇と無機質な光。一コマの中に危うく揺れながら存在する世界そのもの。読んでいると自分の存在を見失いそうになるバランス。怖っ。