明文堂書店イオンレイクタウン越谷店
国内で最大のショッピングセンター、イオンレイクタウン越谷がオープンしましたので行ってきました。22万平方メートル、565店舗が出店と言われてもわからないと思いますが、あのバカでかいイオンモールが、2つくっついた形態であると思えばわかりやすいと思います。つまり広さは倍。でかいにもほどがあります。同業態のキーテナントも二つずつあるんですよ。たとえば、家電量販だと、ノジマとさくらや。スーパーだって、ジャスコとマルエツが入ってます。マクドナルドも2軒あるし、スターバックスにいたっては、なんと4軒もあるんです。いくらなんでもありすぎでしょ。
まあ、そのようなものすごい巨大施設なのでご想像のとおり書店についても何軒も出店されているわけで、今回はイオンレイクタウン特集ということでその書店を巡り歩いてみようと思います。まず、第一回目は、駅から一番近いところにある明文堂さんからです。
というわけでやってきました。明文堂書店はTSUTAYAとタリーズを一緒にやっているお店が多いのですが、ここもそうみたいです。でもなぜかTポイントは使えないみたいで、明文堂独自のポイントカードを発行していました。
では入ってみましょう。入口はいっていきなり目に付くのは、・・・・・・何なのでしょう。これは?
えーと、毒きのこ?
そう、この店の最大の特徴は、店の入口一等地に巨大なオブジェ付の児童書売場があることなのです。
確かに店舗をデザインするときは、インパクトのある何か象徴となるものを目立つところに一箇所配置するというのが、店舗を差別化するときの大事な鉄則ではあるんですが、さすがにこの柱………、どう反応したらいいのか困ってしまいますね。
スタッフにはこれは何と呼ばれてるんだろう。やっぱり「毒きのこ」かなぁ。この毒々しい色彩に、上のほうのブツブツは、どう見ても毒キノコだもんなぁ。「この本だけど、毒きのこに出しておいて」「毒きのこ、もうパンパンで入りませんよ」「何言ってんの、君、毒きのこ担当でしょ」みたいな会話が繰り広げられるのでしょうか。「本日15時からの読み聞かせ会は、毒きのこ前にお集まりください」とか店内放送されるんでしょうか。妄想が広がります。
それにしてもこどもたちは普通に利用してるなぁ…。生理的にこれちょっと苦手なんですが、気にしてるのは私だけなのか?
さて、毒きのこ什器を過ぎると、急に普通の売場になるのもこの店の特徴です。このギャップがすごい。
一応、座って本が読めるように書斎風な空間があったり、奥の通路にはソファがおいてあったりするんですが、何となく落ち着かず、私は素通りしてしまいました。棚の作りこみレベルも、特にこだわりは見えず普通に取次在庫をつめこんだという感じで、提案商材に関しても、明文堂お約束の「諸国物語」の平積みと、電子辞書の安売りセールをしていたこと以外は、特に目を引くものもなく、という感じでやや平凡。
この明文堂はイオンの中でもマルエツの目の前にある立地ということで、おそらく主婦層やキッズを中心に考えた売場になっているのでしょう。私のようなひねくれた中年男性にはちょっと向いていない、というかお店から主顧客として相手にされていないという印象。
うーむ、では2軒目行って見ましょう。次回は未来屋です。