セルフレジ


150turboさんから、ご指名を受けましたので、セルフレジについて少々書きます。といっても私も全然詳しくありません。
ただ私も書店でのセルフレジ導入に関しては非常に期待を寄せていまして、ガソリンスタンドのセルフ方式があれだけ普及してるんだから、書店でできないはずはない!と思ってる人の一人です。
写真は、南砂町フタバ図書を見に行った際にその下にあったホームセンターのセルフレジです。私も使ってみましたが、すぐにヘルパーさんが飛んできて、使い方を懇切丁寧に説明してくれました。自分でバーコードを読ませてカゴに入れると、マスタに登録されている重さでチェックするという仕組みらしいです。会計は現金でもカードでも選択できて、使い方さえわかればかなりスムーズで簡単です。ここはセルフレジと普通の有人レジが両方ともあるのですが、セルフレジを使う人はまばら。ご年配の方はほぼ100%有人レジに、並んでました。つまりセルフレジはガラガラでも使われてませんでした。結構むずかしいのかなぁ。
小売のコンサルタントの方にお聞きすると、アメリカでもウォルマートやFRESH&EASYといったスーパーで採用されているものの、まだ限定的であるのようです。
でも経費で考えると人件費的には有人レジ1台分のコストで4台のセルフレジをまわすことができるそうなので、レジ業務が大変な店はいいかもしれません。
ただ、ウォルマートでもいまいち普及していないのには理由があって、15点を超える買い物があった場合、セルフレジの効率が有人レジの効率を下回ってしまうため、いまいち普及していないのだとか。スーパーでは15点以上買うなんてザラにありますから、確かに微妙です。大量にものを買うときは、セルフでピコピコやるのは大変ですしね。
じゃあ書店ではどうですか?15冊も買うお客さんは滅多にいませんよ、という話をしたら、たとえばブックカバーだとかトークだとかサービス、ホスピタリティの部分で問題が出るかもしれませんが、ありかもしれませんね、うん、ありですよ、それは、と言われました。
レジに忙殺されている書店については、セルフレジ化することによって、スキルの高いスタッフさんが売場でのお客様への問い合わせ対応であったり作りこみであったり、と本来の能力を発揮する機会をもっとふやすことは可能かもしれません。
ということで、私も書店の未来形を語るときに、このセルフレジはとても有効であるような気がしてます。どこか実験的に採用してくれませんかねー。

下はサミットの事例。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070706/276924/