本屋大賞読書週間

告白

告白

少年Aも少年Bも担当教師も、登場人物がどいつもこいつも本当にひどいやつらだ。そして、そのひどさを書ききっているところに本書の凄みがある。フィクションとしては楽しめたけれど、現実に同じことがあったと想像したら、本当に嫌な話だと思った。
この「告白」だが、エンターテイメントとして優れているので、普通に面白い小説として読むこともできるが、背景にあるテーマが暗くて重い。ちょっと個人的に色々と思うところがあって、読後感は最悪だったし、うまく書評にもまとめることができないのが残念だ。このエントリも何回も書き直しては削除を繰り返し、2時間かけて結局これだけしか文章が書けない。なさけない。
評価A−