笑う鉄道

BRUTUS (ブルータス) 2009年 8/1号 [雑誌]

BRUTUSの最新号の特集「ニッポン鉄道の旅」は皆様読まれましたか？私は新幹線が船で運ばれている写真を見て即購入を決意してしまったのですが、大変鉄分の濃い特集となっておりまして、これは個人的に永久保存版になると思います。
新幹線に大きく特集ページが割かれていますが、ブルートレイン有り、ヘッドマークのシールがおまけに付き、県別の駅弁ベストが紹介され、ＩＫＫＩで連載が復活した「新・鉄子の旅」が載り、西村京太郎の殺人事件発生路線図が公開され、「阿房列車」で締めくくるという充実した内容。広告ページまで渋い汽車旅をイメージしたものになっているのは素晴らしかったです。

中川家礼二 責任編集 『笑う鉄道上京編 関東私鉄読本』 (ヨシモトブックス)

こういう鉄道ものでは、大抵のところ無視されてしまうＪＲ以外の私鉄ですが、その私鉄愛を感じられる本がこちら。
関西編に続いて関東編がいつのまにかでておりました。中川家の礼二が引き続きナビゲーターで今回は関東の私鉄を紹介してくれていますが、まさか続編がでるとは…（関西編は売れたんですか？？）関西の時と同様、東急・小田急・京王・西武・東武・京急・京成・相鉄などのトリビアを紹介してくれております。
特に東武鉄道ネタは、あんなに路線があるのにトンネルが二箇所しかないとか、浅草発会津田島行きという終点まで3時間30分かかる長距離列車が走っているとか、尾瀬行きの夜行列車が走っているとか、色々知らないことがあって面白く読ませていただきました。
東武といえば、東京に来たばかりのころ、池袋の発着ターミナルの位置が覚えられなくて「不思議な不思議な池袋♪東が西武で、西、東武〜♪」と池袋に来るたびに歌って迷子にならないようにしていたなぁ。西武鉄道についても、案内表示が「こんど」「つぎ」「そのつぎ」「そのあと」になっているのはもちろんこの本で突っ込身の対象にされています。というわけでニコニコで今話題の西武鉄道のＰＶを紹介して今日はおしまい。かなり笑えますが、コメントはうざいので右下のボタンで消して観たほうがいいですよ。