最近読んだマンガ

2ヶ月で読んだマンガは、さすがに全部紹介しきれないので、特に面白かったやつだけBEST5。

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

鋼の錬金術師」の荒川弘さんが、実家の牧場での日常や農業高校での学生時代を描いた、酪農エッセイマンガ。「農家の常識は世間の非常識!」と言い放たれる信じられないようなワイルドなエピソードが、面白すぎて今回のベスト1。もともとハガレンのあとがき4コマ読んでたりして、ストーリー以外のギャグセンスも抜群だなあ、この人と思っていましたが、その才能が如何なく発揮されていて、すばらしい作品になっています。面白くてタメになりますよ。オススメ!
カレチ(1) (モーニング KC)

カレチ(1) (モーニング KC)

昭和四十年代の国鉄。「カレチ」とは、長距離旅客列車の車掌さんのことで、その車掌さんが主人公の「泣ける鉄道マンガ」。第一話から思わず涙してしまうストーリーが秀逸で、鉄道は人の想いを運んでいるんだなあとジーンとくる話が満載。温かみの感じられる絵柄もいい。これは2巻でたら絶対買う。鉄道ファンならマストアイテム!
乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)

実は「エマ」を読んでいなかったので、森薫さんは初読。版元の営業さんに超プッシュされたので読んでみたのですが、うーん、今まで何故読んでなかったのか不思議なくらい。舞台は中央アジアコーカサス地域。ストーリーは帯そのまま転記しますと「山を越えてやって来た美しい花嫁のアミルは20歳。彼女をめとった花婿は、弱冠12歳の少年カルルク。8歳の年の差を越えてふたりは愛を育んでいく……」という、中央アジアの嫁マンガです。シルクロード中央アジア好きにはたまらんな、これ。花嫁アミルのキャラ設定がものすごくて「弓が上手で、姉さん女房で、何でもさばける、野生、天然、強い、でも乙女、でもお嬢様」という作者の願望がすべてぶちこまれたスーパーヒロインになっておりまして、これでは萌えざるを得ないではないですか。くそう。
シュトヘル 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

シュトヘル 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

同じ中央アジアが舞台ということでこちらも。「皇国の守護者」の伊藤悠さんの最新作。壮大だった1巻の前夜譚が終わりまして、いよいよ2巻からは、蒙古軍の追撃をかわしつつ西夏から成都への逃避行、という物語の大きな軸がスタート。今後の展開に大いに期待です。
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

お風呂マンガです。いや、お風呂マンガですとしか表現できないんですけど。古代ローマで公衆浴場を設計技師をしている主人公ルシウスが、なぜか現代日本のお風呂場にタイムスリップし、そのお風呂文化に衝撃を受ける!という……すまない、こんな文章では何が面白いのかさっぱりわからないだろうけれど、相当面白いのですよ、このマンガは。本年度の日本マンガ大賞にもノミネートされている快作。ネタがどこまで続くのか少々心配ですが、続きも楽しみにしております。
今日はこのへんで。