神去なあなあ日常
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2009/05/15
- メディア: 単行本
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[BOOKデータベースより]
美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ〜!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。
■この本を買っている人は、こんな雑誌を買っています。 「ダ・ヴィンチ」「FRaU」「yomyom」「ku:nel」「CREA」「日経Woman」
茶 次は、神様つながりということで「神去なあなあ日常」にいきましょう。
丸 これはchakichakiさんが、「面白いと聞いた。宮崎駿監督が帯を書いて売れている」って言ってきて、「じゃあ三浦しをんは好きなので買っときます」ってなった本ですね。
茶 すみません、買わせてしまいました…
丸 いや、でも好きですよこれ。あの、もともと三浦しをんが好きなので。これも爽やかで素敵なんですけど、林業の話なんで、林業ってどういうことをしてるのかとか、林業の生活とか山の生活とかわかって面白かったです。けど、何かパンチが無いというか・・・うーん。
茶 まあ、全部予想したとおりの話の流れになりましたよね。林業の話で、最初の数ページ読んで、あ、多分こういう話になるんだろうなというのが、まったくその通りになりました。
丸 淡々と、淡々と、淡々と続いて、あ、終わった、終わってしまった(笑)みたいなそんな感じでしたね。読みやすかったですけど。もともと三浦しをんの文体が好きなんですよ。新しい発見があったわけでは無いけれど、まあ文章が好きなんで、割と好きな感じで読めたのは確かです。でもこれを1位に推そうとかではやっぱり無いですね。
茶 評価はどうなります?
丸 ちょっと誰にでも薦められる感じではないですね。ある程度三浦しをんが好きな人にしかすすめられないので、評価的にはBですかね
茶 「風が強く吹いている」と比較したらどうですか?
丸 「風が強く吹いている」は、めっちゃ好きなんですよ。あれは題材的に私の好きな箱根駅伝というだけでも群を抜いてすごくよかったです。
茶 「まほろ町」は?
丸 あれは完全に趣味の世界なんで(笑)、あまり好きじゃないです。chakichakiさんはどうだったんですか?
茶 個人的には主人公のキャラクター設定が、こんなやつおれへんやろ、というのはありましたね。ちょっと爽やか過ぎる。もっとあの年代の男子はモンモンとしてると思うんだけど。
丸 爽やかでしたねー、本当に。あまり反抗することもなく順応してました。作品としてはまあ、悪くはないけど、すごくいいよオススメ!とは言い切れないという感じかな。
評者 | 評価 | 予想 |
chakichaki | C+ | × |
maruruu | B- | × |