怖イ話 現代百物語 (竹書房文庫)

怖イ話 現代百物語 (竹書房文庫)

厭ナ話 現代百物語 (恐怖文庫)

厭ナ話 現代百物語 (恐怖文庫)

現代百物語 憑ク話 (恐怖文庫)

現代百物語 憑ク話 (恐怖文庫)

現代百物語 忌ム話 (竹書房恐怖文庫)

現代百物語 忌ム話 (竹書房恐怖文庫)

くそ暑いですね。
でも僕はどんなに酷暑でもエアコンをつけずに寝てます。今年は特に節電ですしね、ってすました顔で言うと、すごいですねーと驚かれる人が多いので、これはちょっとした自慢。
でも実は、僕の部屋にエアコンがそもそも設置されてないだけだったりするのは内緒です。冷房つけたくてもつけられないんだよ、物理的に。なので、窓全開で扇風機微風モードというのが、この季節の定番スタイルとなっております。
今年は、それに加えて「ひんやり冷感枕」というのを使用し、窓には風鈴をつるし、BGMに清流のせせらぎの音を流すことで納涼感を演出することで乗り切ろうかなと思っている次第ですが、
怖い話を読んだり聞いたりすることで、ゾクっとする納涼感を得ようと思っている方も世の中には多くいらっしゃるようでして、この季節は怪談本の出版のラッシュになります。僕のように怪談大好きっ子にとってはうれしい季節。
好き嫌いはあると思いますが、僕はどんなホラー小説でも、小説では絶対に怖いと感じない人なので、実話系怪談というジャンルを特に収集してます。百物語っぽいやつですね。毎年何冊も買い続けているので、怪談ばかりで蔵書が100冊近くなってきました。僕のような人のことを怪談ジャンキーと呼ぶらしいですよ。
怪談というのはなかなかテクニックが必要なジャンルでして、文章力の技量が低いと本来怖いネタのはずなのに全然怖くなくなってしまう実はとても繊細なものなんです。「新耳袋」から始まって、最近のお気に入りは竹書房の「超怖い話」シリーズが安定感あってよかったんですが、このジャンルのトップランナーだった平山夢明さんが、小説のほうに活躍の場を移行されてしまわれたんで、ちょっと自分のお気に入りの書き手さんを探しあぐねております。そんな中で見つけたのがこの西浦和也さんの現代百物語シリーズ。これはなかなかよいです。この季節なので是非フル面陳で展開してあげて欲しいです。
僕は本屋を回るとき、実はそのお店の怪談の品揃えを必ずチェックしてます。まあ、でも残念ながら、どこの店もよくないですね。今のところ、一番いい品揃えしてると思うのは自分の作った店ですね。まあ当たり前か。この店の怪談の品揃えすげー、というお店ありましたら、飛んでいきますのでぜひ教えてくださいませ。