爆笑! 英語コミックエッセイ  日本人のちょっとヘンな英語

爆笑! 英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語

ちょっと固めのあの本も、一手間かけてコミックエッセイにしてみるだけで、何ということでしょう、売れに売れてしまうではありませんか、といういかにもこのご時世らしいベストセラーです。
僕は英語がさっぱりでして、この本に紹介されている「日本人がよく間違う英語フレーズ」そのものを、そもそも理解してないので、「ええーっ!そうだったのか!」という感動はいまひとつなかったんですが、そんな僕でもわかるレベルの英語ですら、結構まずいらしいのです。
「How are you?」「Goodbye」 は死語で、
「ごきげんいかがでござる」「あばよ」みたいに聞こえる。
「What time is it now?」「 What's your name? 」は、失礼な言い方で、
それぞれ「ところで今何時なんだ?」「あんたの名前は?」みたいに聞こえる。
「 Thank you very much.」「 No thank you.」「 You're welcome.」は、
「どうもどうも、ありがとうございましたね」「もう、結構!」「あたり前ですよ」みたいに皮肉っぽく高飛車に聞こえる。
僕が中学生のころはNHKの基礎英語とかでも、こんな風に喋ってた気がするんですけど、それならそうで教科書にもそう書いてほしかったですよね。いまどきの教科書の例文はもう変わっているのかもしれませんが。
この本には他にも、英語の慣用句的な言い回しにひっかかってヘンに聞こえる事例や、実は短縮形で話した方が丁寧に聞こえる、とか、冠詞や複数形の違い一つで大きく意味が違ってしまう例など取り上げられています。
英語難しい…。