■
- 作者: 河野英太郎
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/03/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 112回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
結論からいうと、この本に書かれてあることは、基本中の基本、そしてそのまた基本であるということ。あまりにも基本的なこと過ぎて、仕事のコツというよりもprincipleとでも言うべきものも入ってます。一つのコツにつき見開き1ページを使い、読みやすい文章とレイアウトで、87個ものコツが詰まっています。
まあ、この本一冊読めば、他の自己啓発書は読まなくてもいいと普通に思えるぐらい、基本に忠実でなおかつ内容もしっかりしており、その上読みやすいというのが売れてる理由でしょうか。あと、ここに出てくる「これやりましょう」のハードルがすごく簡単なのも魅力ですね。
「とりあえず」という口癖をやめて「まず」に言い換えましょう、とか。今からでもすぐできるのがよいです。
個人的にもこの本を読んではじめようと思ったことは多くて、
会議のコツは特に、席順配置を考慮して座る(交流位置か対決位置かホワイトボードの近くか)、オーバーなフィードバックを心がける、ブレストとエバリュエーションは分ける、議事録は当日出す、など学ぶことが多かった。
メールのコツでも、BCCを使って、言いにくいことも一人だけに出すことで言える、というワザを学びました。これ便利そう。
文書作成は得意なほうだと自分では思っていたのですが、四角の使い分けは知らなかった。必ず報告書の冒頭に三点で要点をまとめることを要求し、それがないと烈火のごとく怒ったという瀬島龍三のエピソードも面白かったです。
コミュニケーションのところの「名前を覚える」「相手のプロフィールに興味をもつ」「たまには飲みに行く」は私は全部苦手分野なんですがその他、「あいつ使えないは敗北宣言と考える」「愚痴と意見は使い分ける」「他人と比べない」とか、読んでいてなるほどなーと思った次第。基本を忘れないようにしていきたいと思います。
評価B+