きみはいい子

きみはいい子 (一般書)

きみはいい子 (一般書)

最近の世の中で児童虐待のニュースほど悲しくて憤りを覚えるものは無いと感じる私です。放置されたこどもが部屋で餓死していたみたいなニュースなど、聞いてるだけでつらくなってしまい、耳を塞いで逃げ出したくなります。
そんな私ですので、この作品はつらい気持ちで読み進めました。読み終えることができたのは、何らかの義務感があったからである気がします。
学校の先生の話、認知症の母の話、娘に暴力を振るってしまう話。個々のエピソードがそれぞれ自分の周りの出来事に重なり、色々なことを思い出しながら読んだのですが、そのせいかまだうまく感情の整理ができておりません。この作品には大きく揺さぶられました。
この本のメッセージが、本来届くべき人に届けばよいのになと切に思います。
評価A−