本屋さんで本当にあった心温まる物語

本屋さんで本当にあった心温まる物語

本屋さんで本当にあった心温まる物語

本屋さんであった「いい話」が28話集まった本です。忘れてるだけかもしれませんが、私が本屋さんだったときはこのような感動的なエピソードとは無縁だった気がします。いつも心温まることなく、大量入荷やクレーム対応や上層部の現場無視指示等ストレスフルな環境で殺伐と働いていたので、何だかこんな夢のような話があるとは驚きです。笑える話とか笑うしかない話とか笑えない話とかはいっぱいあるんですけどね。
さて、この中でも特に有名なのは大震災のときの伝説の少年ジャンプの話ではないでしょうか。
http://purisoku.com/archives/5029966.html
この話が第一話に『一冊のジャンプ』の話として収録されておりまして、これは本当に泣けます。多分、これからもずっと伝説として語り継がれることになるのだろうと思います。他にもいろいろとあるのですが、個人的には『ロボット博士』の話、『昼下がりのミニフェア』の話が好きですね。本屋さんの心のすべてがこの二つの話には詰まっているように感じました。
特に『昼下がりのミニフェア』、ここに出てくる店員さんは本当にすごいですね。私もこれを読んで、角田さんの『さがしもの』買ってしまいました。