Amazonの目指す場所

今年のブックフェアの基調講演で角川会長が出版業界は一致団結して打倒Amazonだ、みたいな話があったとか。
打倒Amazon! 出版社と書店の図書館構想
もう遅いって。
誰が見てもそんなことわかってると思うんだが。大手全社が、Amazonへは商品供給しません、ぐらい出来れば、何とかなるのかもしれないが、大株主になっていてすら何も出来なかったブックオフへの対処例を見てるから、そんなこと出来そうにないことぐらい私でもわかる。
こないだ、Amazonに転職した元同僚と飲む機会があったので、
「おまえのAmazonでのミッションって何なわけ?何をめざしてるんだ?」って聞いてみたんだけど
「世の中にあるリアルショップをすべて無くすこと。それも10年以内に」と即答されたときには、ちょっと言葉に詰まった。
そしてそれは不可能ではないと思っている、と付け加えられた。
いや、「黒船」から戦争を仕掛けられていたのは勿論ずいぶん前から知ってたけど、Amazonが世の中にあるリアルショップすべてに対して絶滅戦争をしているつもりだった、ということはそのとき初めて知った。
これまでの認識が甘すぎて、おのれの不明を深く恥じいった次第だ。目指している次元が違いすぎる。