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月館の殺人 上 IKKI COMICS

月館の殺人 上 IKKI COMICS

鉄子の旅」のキクチさんが綾辻さんご指名で登場したのでびっくりしました。鉄オタ+ミステリという、江上編集長の趣味が如実に表れているテーマなのですが、中身は完全に佐々木倫子節になってました。下巻が楽しみ。関係ないけど「そらみ」と聞くと、日本ぽっちゃり党を思い浮かべてしまう私です。ヒロインの名前とは字が違うけどね。評価B
太陽の塔

太陽の塔

日本ファンタジーノベル大賞受賞作ですが、失敗しました。これは「四畳半神話大系」より先に読んでおくべきでした。というのも、「四畳半」が、この作品のすべての面白さを内包している上、完成度も数段上でレベルの高い作品なので、あれ読んじゃったら、これは読む意味がないかもしれないと思ったから。読む順番間違ったなぁ…。森見登美彦は間違いなくオススメ作家なので、みなさんは読む順番を誤らないように。評価C+復刊ドットコムの方には一度お会いしたことがあるのですが、こんなに忙しい会社だったとは…。これを読むまでは、あまり実態を知らなかったのですが、ネットにおけるブックビジネスの理想郷を見た気がします。おまけにこの本では、どういう本の復刊が何故待ち望まれているのか、という分析を事細かくされているので、これは出版社の方はもちろんのこと現役書店員も必読の内容ですよ。コンテンツがどんどんデータ化される時代になりましたが、書物という「実体」が必要なコンテンツとは一体どういうものなのか?書店が本を売るという行為の本質を考え直す機会となり、非常に勉強になりました。ちなみに私は会員ではないので投票はしたことはないのですが、私の書棚にも復刊ドットコムによる復刊本が2冊ほどあるのでした。
残された人びと (ジュニア・ベスト・ノベルズ (16))

残された人びと (ジュニア・ベスト・ノベルズ (16))

1冊目のこれは有名ですね。未来少年コナンの原作。
ウホッ!!いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト

ウホッ!!いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト

2冊目のこれについては、ノーコメントということで(笑)