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- 作者: 北尾トロ,高野麻結子
- 出版社/メーカー: ポット出版
- 発売日: 2005/04/15
- メディア: 単行本
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実は表題になっている新世紀書店自体に関しては、ただの「本屋ごっこ」で見るべきものは何もないのですが、トークセッションが非常に面白いのです。ダヴィンチの横里編集長の話もとてもよかったのですが、特に大阪屋の鎌垣さんの話がすばらしい。これを読むだけでもこの本を買った価値はありました。前から思っていたのですが、ネット場で情報発信する出版社と書店の人は結構いるのに、一番情報を持っていると思われる取次の方でネットで情報発信される方がなんだか少ないんですよね。書店業界本を割と読んでいる私ですが、取次の方の話をこういうメディアで見る機会はとても少なくて、とても貴重。ブックファースト渋谷店開店の話やABC倒産、ブックファーストの新宿ルミネへの電撃出店の舞台裏なんてなかなか聞ける話じゃないですよ。
ヘイ・オン・ワイのレポートも非常に興味深いものがありました。日本で本気で「本の街」を作ろうとしたら、という企画はものすごく面白そう。私も時機が来たら是非微力ながら参加させていただきたいと思いました。
いい本でした。評価A−