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モダン古書案内―昭和カルチャーの万華鏡「古くて新しい」本のたのしみ (MARBLE BOOKS)
- 出版社/メーカー: マーブルトロン
- 発売日: 2005/05
- メディア: 単行本
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はい、でこの本は、そういう「これがオシャレなんです。この本の良さが分からない奴は書店業界的に言えば、センスのない奴なんです」と暗に主張している本でして、当然ながら読むのは苦痛なのです。しかし私もプロの端くれ。セレクトショップの品揃えも研究をしなければならないわけなのですね。
内藤ルネに金子國義、植草甚一、宇野亜喜良、堀内誠一、和田誠、柳原良平、横尾忠則、田名網敬一、岡本太郎…。はあはあ。なるほど今はジャパニーズモダニズムがオシャレとされているわけだ。青山とか代官山では。私から見れば、この人たちのデザインや作品は、正直言って生理的に気持ち悪いとしか言いようのないものが多くて、こういうのを好む人たちがちょっと信じられません。まだ、いとうのいぢの方が信じられるかも(笑)。
なので、実は私は疑っています。この人たちは実は「オシャレ」ではないんじゃないの?ということを。この人たちをオシャレだと思っているのは、同じ時代を共有してきて、かつ今青山六本木とか中目黒界隈でお金をふんだんに持っているおじ様世代。その価値観を、押し付けられてるだけなんじゃないの?
とか。今日は新幹線の中で妄想炸裂気味でございました。評価C+