食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

ベストセラーの後追いばかりしているこのごろですが、この本はすごかった。そりゃ売れますよ、この内容だもの。個人的にはもっと売れて欲しいですよ。この本読んだら「買ってはいけない」なんぞはゴミ箱行きになるかもしれません。
著者は、元食品添加物の会社につとめた天才営業マン。加工食品業界の裏の裏までを知り尽くしています。とても食べた代物ではない産業廃棄物寸前のボロクズも、食品添加物を使えば、魔法のように「食べ物」として蘇ります。ボロクズが原料だからメーカーはボロ儲け、まさにすばらしい魔法の粉です!と思っていた著者が、ある日自分の家族の食卓に、まさに自分が開発した(人間が食うべきではない)ミートボールが盛られ、自分の子どもたちが大喜びでそれを食べているのを見て愕然とします。世の中の消費者は自分たちが実は何を食べているのかを、全く知らない。知っていて食べているならいいと思うが、食品業界は全く情報公開をしていない。これでいいのか?なら裏の裏まで知る私が情報公開しよう。
という本です。いやすごかった。明日から何を食べたらいいのやら。評価A