本屋大賞候補作の読書突入の前に、読みかけのオタ本をかたづけました。

ガンダム4コマの中では、群をぬいて出来のいい本作が、まさかの2巻目。しかも売れてます。ネタはともかくとして、この人絵が上手いですよね。ネタについてはシャアの鳥ネタのギャグは、正直最悪につまらなかったのですが、最後の「ザク隊長」がとても面白くて、ザク隊長だけで単行本でても買いますよ、という秀作。ギャンとの恋の行方はどうなるのか!?続きが読みたい!評価B−
ジパング(27) (モーニング KC)

ジパング(27) (モーニング KC)

マリアナ沖海戦の2巻目。マリアナ沖なのでVT信管の話が出てきました。「やりなおし戦争」の真打とも言える本作ですが、草加VS連合艦隊司令部という機軸も加わっているので、飽きさせない展開です。どうなるのか全然読めない。評価B
おおきく振りかぶって(7) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(7) (アフタヌーンKC)

1巻まるまる使ってひたすらバッテリーとバッターの一球の配球心理戦をやってます。おかげで全然話は進まないのですが、多分この試合は負けるんでしょうな。TBSでアニメ化となってますが、何時台にやるんだろ?評価B
リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)

リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)

来月の新刊は、何と「のだめカンタービレ」に次ぐ発注数となったオノ・ナツメ。大爆発中ですが実は読んだことないんですよって言ったら、太田出版さんからサンプルをいただきました。すんません!ありがとうございます!
えーと、しかし、これは…、老眼鏡?執事?熟年紳士限定??オノ・ナツメの世界観って、こういう感じなの?他のも。
こういう「LEON風オヤジからギラギラをマイナスしたけど微妙に枯れてないオヤジ」って感じなのが、今風でいいんでしょうか?というかそもそもその理解は正しいのか?何だかわかりません。評価B−
DDD 1 (講談社BOX)

DDD 1 (講談社BOX)

メメント」というミステリファンには有名な映画があるのですが、それを多分かなり意識したんだろうなぁという本作。「メメント」の主人公は、10分しか記憶を保てない男なのですが、殺された妻の復讐のために仇を探してメモを残しつつ旅をしておるのです。この映画が斬新なのは、そのカットバックの手法でして、いや、これは実際に見てもらったほうがいいのだけれど、時間軸を逆にして物語を再生するんですね。映画は、その男の今から始まって、どんどん過去に物語を進めていくという不思議なテンポで進むのです。これが凄い。全然先が読めない(当たり前だ)。
奈須きのこは、おそらくその「メメント」を何とか小説でやりたかったのでしょう。カットバックの手法をガンガンに入れて、映像トリックのかわりに叙述トリックを使うという感じ。ただなぁ、これ成功してるんだろうか?メメントの方が全然面白いんだよなぁ…。評価B