桃色書店へようこそ

桃色書店へようこそ

桃色書店へようこそ

「古書はちどり堂」という小さな古本屋さんを切り盛りする女店長のわたなべぽんさんは元々アルバイト店員。ところがあるときオーナーさんの命令で突然このお店の店長になってしまいます。そこからがもう大変!実はこの古本屋さん、お店の半分がアダルトグッズを販売している桃色書店だったのです!ええっ!女性なのに桃色書店の店長!?私がアダルトビデオやグッズを仕入れるんですか!!マジですか?
桃色書店のおもしろおかしい日常を見事にコミックエッセイにしており、ダヴィンチ誌上でも人気の連載なんですが、いやー面白いですねー。こういうお店だけあって、なかなかお店の経営者とか店長も変人ぞろいなんですけど、買いにこられるほうも買いにこられるほうで、さすがに特殊な方比率がとても高いようでして、ものすごいところで働いてるなぁと、正直憧れました。こんな書店で何年もこんなに刺激のある仕事続けてたら、普通の店は退屈すぎて働けなくなるんじゃないかと思ってしまいますね。題材が題材なので、ややエロいページもあるのですけど、あくまでライトタッチで女性が著者なので、電車内でも読めます(おいおい)。かなり忍び笑いしながら読んじゃいました。「暴れん坊本屋さん」が好きな方は、確実にハマると思われる本です。
そういえば、関西には信長書店という非常に大規模な桃色書店があるんですが、そこの本屋ミシュランとかやってみるのもちょっと面白いかもしれません。伏字だらけで記事にならないという可能性もありますけど(笑)評価B+