新書の並べ方・まとめ

皆様のご意見を集約するとこういう感じでしょうか。
【番号順派】…新刊しかみない、番号順で並んでいるのに慣れているし目録見て探せるからこれでいい派。機械的並べ方。
  ○どれが新しいかがすぐわかる。無秩序に並んでいるので、本との出会いがある。本屋的には管理が楽。
  ×前後のタイトルにテーマ関連性が全くなく、目録がないと、とても探しにくい。
【著者順派】…タイトル名か著者名で探しに来ることが多い人の意見。文庫的発想の並べ方。
  ○探しやすいし、あるのかないのかすぐわかる。本屋的には管理はちょっと手間。
  ×同じ著者が複数冊数だしているケースが新書では少ないので、テーマ関連性という意味では、いまひとつ
【テーマ別陳列派】…内容に関連性をもたせて並べる、人文書的発想の並べ方。
  ○前後のタイトルが関連しているので、比較したり、一緒に買ってもらえたりする衝動買いを誘発しやすい。
  ×逆に「この本がほしい」という目的買いの人にとってはやや探しにくい。本屋的にはカテゴライズが大変負担。背表紙の色調が揃わないので見た目が微妙。
どれも一長一短です。書店の立地や規模によってお客様のニーズも異なるかと思われるので、それに一番適した並べ方を選択するというのが妥当な結論かと思われます。ただ、ご意見にあったように、いずれの並べ方を選択しても書店の負担は変わらないようにする工夫はできると思う。
幻冬舎新書は通し番号もついてますが、著者番号もついてます。幻冬舎新書12番の「インテリジェンス」の背表紙の上には「てー1−1」という記号がふってあって、著者順陳列にも対応できるようになっていると教わりました。確かに、これはとても素敵なカバーですね。
カテゴライズについては、コン販研のコンピュータ書の分類記号を応用して、各社共同でスリップに分類用の共通記号を入れれば出版社的にもコストがかからないし、書店的にも正確にカテゴライズできるというご意見をいただきました。すばらしいアイデアだと思います。
どうでしょう、出版社さん、ちょっと実現に向けて一肌脱いでやろう!ってところはないですか?