山賊ダイアリー

山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(2) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(2) (イブニングKC)

個人的には面白いと思うんだが、周りの人が誰も賛同してくれないので、ここに書くことにした。もうちょっと読者が広がってくれたら、と思う作品である。
作者は漫画家兼新米のハンター。地元岡山の山奥で空気銃背負ってベテラン猟師にいろいろと猟のコツを教わりながらハンター生活をやっている。その狩り暮らしのアリエッティな日誌をエッセイ風ノンフィクションマンガにしているのがこの作品なのだ。
狩猟の世界なんて、市街地に住んでいたら想像も出来ない世界だから、出てくる話出てくる話、何から何まで興味深い。
狩猟免許のとりかたから、その種類、銃砲店で売ってる銃や周辺グッズの解説、動物たちの習性やしとめかた、しとめた後のさばき方、調理方法まで、詳しく描いているんだぜ、ワイルドだろう?
狩猟っていうから、鉄砲でバンバン撃つ話だけかと思いきや、罠をしかけてつかまえる話も結構多い。罠にもいろいろな種類があって罠免許をとらないと罠をしかけちゃダメとか、仕掛けた罠のそばには、名前プレートを設置する必要があるとか(そうすることで罠にかかった動物の所有権がもらえる)、知らないことがいっぱい。
日本には約550種類の野鳥がいるのだが、そのうち狩猟してもいい鳥は、29種類しかいない、とか、へぇへぇへぇボタン連打。
まあ、でも一番面白いのは、対動物との戦いで、1巻目の対カラス戦、2巻目の対イノシシ戦と対スズメバチ戦は面白かった。オススメ。