家系図

いまこそ家系図を作ろう

いまこそ家系図を作ろう

先日祖母が他界し、告別式があったのだが、式に参列していただいた方が、「顔はわかるのだけれども誰なのかわからない」「名前はわかるのだけれどもどういう親戚筋なのかわからない」状態に陥ってしまったため、連休を使って家系図を自作してみることに。
土地の相続の関係で父が集めていた戸籍のコピーや仏壇にあった過去帳で調べてみる。割とあっさりと幕末ぐらいまでならさかのぼれた。
曽祖父の父つまり高祖父は、熊太郎といって、元治元年生まれだった。元治元年は1864年のことで池田屋事件蛤御門の変が起こった年である。その熊太郎の父は、圓吉とあったが養子縁組だったようで、実父は孫六と戸籍には書いてあった。
ところが自分の「家」の先祖となると、曽祖父は婿養子だったので、曽祖母の家系をたどらなくてはならない。面白いことに曽祖母の父も婿養子だったのだが、今のところたどれるのは高祖母の父までだった。虎吉という名前の人だったらしい。戸籍からたどるのはこれ以上は無理で、この先は簡単には調べられないっぽい。それにしてもどんな人だったのだろうか、戸籍を見ても人となりまではわからない。せめて職業だけでも書いてあればよかったのに。
家系図は、まだ半分ぐらいしかできていないが、150年間の歴史ですでに登場人物が150人を超えているというのがすごい。自分の命が脈々と受け継がれてきたものだということがよくわかる作業だ。それにしても先祖の明治期の戸籍を見ると六人とか七人兄弟ばかりなのはちょっと驚いた。しかもそのうち半分の人が成人前に亡くなっている。改めて今の時代がいかに恵まれているか実感できるというものだ。
もう少しで完成しそうなので出来たら親にプレゼントするつもり。