今日は雨の中、表参道まで行ってきました。ABCの本店では、明和電機土佐信道辛酸なめ子の対談トークイベントがあるらしいです。どういう会話になるのか想像もできません。はたして会話は成立するのでしょうか…。

欧米のブックビジネス (アメリカ出版研究シリーズ (5))

欧米のブックビジネス (アメリカ出版研究シリーズ (5))

勉強のために購入。6年前にLAに視察に行ったときにはこんな本はなかった。便利な世の中になったものです。
これを読んでいて、日本の書店業界はアメリカに5年遅れていると実感。流通業は10年遅れていると言われていますが、そこまでの差はないかもしれません。
ただ、これを読むと、日本における再販制度の消滅は実質的には当分ありえないということがわかります。したがってなんとかせにゃならないのは、委託制度のほうですか。5年遅れているということは、アメリカの書店業界の2000年以降の流れを見ていけば、自然と業界の流れも予測できるというものです。残念ながら、この本は02年発行なので最新版でありません。アメリカにおいて書店の売り上げダメージが日本のように右肩下がりになっていないのは、やはり雑誌を売っていないからなんでしょうね。
奇妙な本棚 (ちくま文庫)

奇妙な本棚 (ちくま文庫)

世にも奇妙な職業案内が中ヒットした伴田良輔の原点。前にいたお店の美少女アルバイトさん二人組が一生懸命つくっていたちくま文庫フェアから購入してみました。
学ばない探偵たちの学園 (ジョイ・ノベルス)

学ばない探偵たちの学園 (ジョイ・ノベルス)

前にいたお店の作家志望のアルバイトさんが「これが今一番オススメですよ。光文社プラスワンはよいですよ」というので購入してみました。そう言ってた割には、この本は実業之日本社のジョイノベルズだったりするのは謎です。
しかし、これは霞流一と同じコミカル路線ですね。かなり苦手。ギャグが古いというか、つまらないというか、とにかくつらいです。評価D
シルエット (講談社文庫)

シルエット (講談社文庫)

確か福田和也だっと思いますが、江國香織そっくりと評していた島本理生の初文庫化。この人は惜しいところで綿矢りさになれなかったのですが、なれなくて良かったのかもしれません。文章はとにかく巧いし、読ませる。芥川賞はとれなかったけれども、こんな人を世間がほっておくはずがありません。あまり私が好きな系統の作風ではないので残念ですが、今後も要注目と言えます。評価B
コゼットの肖像 1 (マガジンZコミックス)

コゼットの肖像 1 (マガジンZコミックス)

季刊エスというちょっとマニアックな雑誌に全面広告が載っているOVAの漫画版。ですが、ちょっとこの作者はゴスロリの世界観を表現しきれてないですね。残念です。しょうがないのでアニメを見てみることにします。評価D昭和39年の映像。新幹線に、羽田のモノレール、今の東京を支えるインフラの多くが東京オリンピックの時に作られたことに改めて驚きます。今中国が同じ状況であるわけなのです。この年まで日本人は海外旅行に行けなかったのですね。昔の映像を見るのは本当に面白いです。観ていて思ったのは、もう、風景が現代に近いということ。今でも田舎に行くと映像と同じ風景を見ることができます。逆に言うと、田舎の風景が高度経済成長期以降メンテナンスされていないということも言える訳ですが、上野の集団就職とか夜行列車を待つ行列とか、今では有り得ない前時代の風景も若干残っており、この時代が時代の節目だったのだな、と改めて感じ入った次第。ここから始まる成長期は、96年のバブル崩壊を持って下降期に移るわけなのかな?
桃太郎電鉄 USA

桃太郎電鉄 USA

今年も購入。去年の西日本編は、難波の戎橋で高橋名人ご本人から直接手渡しサイン色紙もつきで購入できたので家宝にしています。今年は渋谷のツタヤで若槻千夏とサイコ・ルシェイムが来るイベントがあったので、仕事終わったあと、慌てて行ったのですがもう終わってました。
まずは、5年プレイで楽勝。全米の地理をかなり覚えてしまいそうです…。来年はヨーロッパか?ユーラシアか?地理の勉強になるので世界編は出し続けてほしいものです。でもスペースボンビーはちょっとゆるいなぁ。なくてよかった。