あけましておめでとうございます。今年はちゃんと仕事しようと思います。年末年始に読んだ本。

働きマン(1) (モーニング KC)

働きマン(1) (モーニング KC)

まずはこれを読んで、「働くこと」は何たるか、を思い出しました。ちょと最近主人公の彼氏のような状態になっていたので大いに反省。明日からは、新しいチーズを探しにネズミにでも何でもなりますよ!
で、この「働きマン」ですが、久々に読んで仕事に熱くなれる本でした。サラリーマン金太郎以来です。うっしゃぁ!評価A。
珍寺大道場

珍寺大道場

行く年くる年を見て、急にお寺に行きたくなり、取り出してまいりました。とりあえず、ここに出てくるお寺のどれ一つとして行った事がないので、名古屋圏の珍寺には今度行こうと思いました。ただ、書籍化されたものが、もともとのサイトの面白さを十分の一も伝えてないのが残念。まだ「お寺に行こう」の方が面白かったです。半分以上のお寺にすでに行った事があると語るみうらじゅんは流石でした。評価C
ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)

ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (自腹文庫)

MSXユーザーだった私にとっては、とても親近感覚えるゲーム批評。「アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦」の例はとてもわかりやすいのですが、今問われているのは、ゲームを作る側が「何が面白いか」をどれだけわかっているか、ということなんでしょうね。3Dになったからと言って、面白さがパワーアップするわけではないドラクエ。一番大事なのは技術ではなく、センスとハート。今やってもグラディウス2は面白いのですよ。すぐ死ぬけど。評価B岸内閣の新安保条約調印や三井三池争議などの映像。これを見てると国会前で反対運動をしている学生たちや、鉱山閉鎖の反対運動をしている炭鉱労働者が気の毒なぐらい滑稽に見えます。分かってなさ過ぎです。戦後15年、国民の多くがまだ12YOだったのでしょう。あと、チリ地震津波被害の映像が収録されていました。先月のインド洋の大津波の被害があまりにも甚大で、言葉を失くします。内容のほうですが、ちょと驚いたのが日本赤軍日航機ハイジャック事件の日本政府の対応。福田首相が「人の生命は地球より重い」と言ってハイジャック犯の要求に屈するのですが、有り得ない…。地球より重い人の生命なんて、世界中どこにもないと思います。
ところでこの巻は何故か3年分まとめて収録されていますが、どう考えても単に講談社が映像を持っていなかっただけとしか思えません。ちょっとひどくないですか?これ。テンポイントの映像は有馬記念じゃなくて天皇賞だし、日本坂トンネル火災は映像収録無しだし。ピンクレディーは映像無しでしかもモノクロ。さすがにカラーでしょ、この頃は!
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)

荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)

荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)

荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)

このミス1位ということで読了。まぁ、良質のミステリであることは認めますが、それ以上でもそれ以下でもない気がします。普通に面白かった。でもこのプロットだけでこの長さはすごい文章力です。サラ・ウォーターズ、今後は注目しましょう。評価B