また、大量に購入。

「国家破産」以後の世界 (ペーパーバックス)

「国家破産」以後の世界 (ペーパーバックス)

現在の日本政府の財政を家計にたとえるとこうなるそうです。「月の給料が45万円。でも家庭の買い物や教育、レジャーや生活費に64万円使い、17万円のローン返済分を含めて新たに36万円借金した」…。単位は国家予算なので勿論万円のかわりに兆円が入るのですが、確かにこんな人がいたら自己破産を申請するしかないでしょうね。で、次の借金返済のピークが2008年ということらしく、2008年に日本はアルゼンチンで発生したような通貨危機が発生する(つまり国家の破産)可能性が非常に高い、みたいな話。読むべき。積読中。思えば、池田内閣の所得倍増計画のこの年から日本はおかしくなったのかもしれません。今冷静にこの年の映像を見ていると、日本中が狂奔の渦中にいるのに誰もが気づいていないように見えます。
衝撃映像1位 大阪で初の国際マラソン。なんとマラソンコース上に暴走族が併走しています。超迷惑。バイクの排気ガスで選手47人中29人が棄権。信じられません。
衝撃映像2位 国電の通勤ラッシュ。毎朝乗車率300%。これを見てしまうと、今の田園都市線埼京線東西線のラッシュですらなまぬるく見えます。狂ってます。
衝撃映像3位 スモッグで視界100メートルの東京。ゴミの川。イタイイタイ病四日市ぜんそく。17歳凶行。漁業補償。とにかく高度経済成長のお祭り騒ぎは狂ってました。ロッキード事件と五つ子ちゃん、ってそれしかない年。確実に日本は昭和50年時点ですでにもう腐っていると感じます。映像を見ていても非常に退屈です。この昭和ニッポンのシリーズですが、昔から古い順番に刊行していってほしいです。コマ切れで刊行されるので時代の境目がよくわかりません。
EDEN(12) (アフタヌーンKC)

EDEN(12) (アフタヌーンKC)

こっちは世界の半分が滅亡している近未来の話。相変わらず話がよくわからないのですが、そろそろ収束の予感がします。評価C+
蒼天航路(33) (モーニング KC)

蒼天航路(33) (モーニング KC)

私の子供の頃には、すでに横山三国志があったので、このマンガは大筋を理解したうえで、人物に焦点をあてた別解釈版として読むことが出来るのですが、横山三国志を読んでいない若い方はこのマンガについていけるのでしょうか。夏侯淵や法正が主役になってしまうこのマンガ。破天荒で面白いのですが、つながりがないからなぁ。評価B
おひるね ちゅっ!

おひるね ちゅっ!

YUGの「おひるね」が復刊されました。入手困難だっただけにありがたいです。女の子をいかにかわいく描くか、だけに特化した異常ベクトルの作品集。かわいいです。評価C+類書は数多くあれど(そしてその大部分を所有しているダメ人間の私ですが)、これはまさに決定版!と太鼓判!さすがJTB!すばらしいできばえです。総武線と山手線が二大萌え路線とかにされているのは、どうかと思いますが(笑)。この本はるるぶなのに同人ショップとかフィギュアショップとかメイドカフェとかしか載ってないんヌ、と帯に堂々と書いてます。評価B
Maid Cafe Style メイドカフェ・スタイル?お帰りなさいませご主人様?

Maid Cafe Style メイドカフェ・スタイル?お帰りなさいませご主人様?

で、その「もえるるぶ」を買おうか悩んでいた北九州から上京中の後輩さんと、今度メイドカフェツアーをやりましょう、ということになりました。これ読んで勉強します。でもコレ読んでるとメイドカフェよりメイドキャバクラの方が楽しそうに見えます…。キャバ嬢は、どんなに容姿がよくともオタクトークが出来ないと採用されないんだそうです。ますます凄い…。評価C+
ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)

ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)

私の優しくない先輩

私の優しくない先輩

噂の日日日。なかなか入手できなかったのですが、ようやく入手しました。
2冊とも読了。今後おそらくこの方はどうしても乙一とあるときは比較され、あるときは一緒に括られて論じられることになるだろうと思います。しかし作品の完成度、凄さという観点からこの二作を読んだ限りでは、日日日の天才度は乙一の60%ぐらい。ただし、乙一は通常の作家さんが100とすると、200な方なので、相対的に日日日は凡百のレベルをすでに超えています。「ちーちゃん」などは、普通の作家には到底書けないでしょう。この方のどの辺がすごいか、はすでに久美沙織さんが、あとがきで触れられているので書きませんが、今後楽しみな作家が登場しました。化けるかも。評価B−(私の)B+(ちーちゃん)
となり町戦争

となり町戦争

同じく噂の「となり町戦争」も購入。タイトルだけ聞くと筒井康隆永井豪の「三丁目が戦争です」が思い起こされますが、前評判が高いので読むのが楽しみです。
感想はid:chakichaki:0305に記載しました。