旅の本屋のまど

chakichaki2005-05-09

なかなか終わらない吉祥寺編。ここは大した本屋ではないのですが、ちょと変わっているので一応紹介しておきます。旅行関係の本ばかり取り扱っているという本屋さん。HISのお隣にスペースが余っちゃったので、本屋にしてみましたというような、なんかとってつけたようなスペースに出店されています。
最大の特徴は中古本と新刊が同じ棚に入り混じって並んでいることでしょうか。どうやって古本かそうでないかを区別しているのかと言えば、中古本には背表紙に白いポチシールを貼ってあるのです。なるほど、こうすれば間違えることはなさそうです。
世の中的には新刊書店と古本屋というのは明確にわかれていますが、同じ「本」というパッケージをあつかっているわけですから、コンテンツ商売ということで言えば、同居してても全然不思議ではないわけです。しかし日本の書店でそういうことをしているところは珍しいので、こういう展開を見るのは新鮮ですねー。シールを貼るなんてノウハウは今の普通の新刊書店にはありませんからね。でも将来的にはこういう書店も増えるのかもしれません。
しかしこの書店、そういう理念はよいのですが、肝心の売場があまりにも「片手間で作りました」感が強すぎで、いただけません。何せレジに店員すらいません。旅行代理店の保険受付業務の方がついでにレジも代行でやっているようです。本気でやったらいい店になったのかもしれないのになぁ。せめてBGMぐらい流して旅行に行きたくなる本屋を演出してほしかったなぁ、と思ったのでした。45点。