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本屋にはないマンガ

本屋にはないマンガ

企業や行政のPRマンガや、宗教団体の発行するマンガを集めた本です。これを読んで私もそういうのを2冊ほど持っていたことを思い出しました。1冊は「スピリットジャンプ」という、まだ麻原彰晃が健在だった頃のオウム真理教の布教マンガ。1992年発行で発行は株式会社オウムとなっています。ISBN表記もあるのでどこかの書店では売ってたのかもしれません。本体価格は369円。isbn:4871420310、多分表示されないでしょう。
もう1冊は統一教会の発行する共産党批判のマンガで「キャンパスレボリューション」というタイトル。これは当時通っていた大学のキャンパスで配られていたもので同人誌っぽいつくり。文鮮明師を神格化したこれまたすごい内容です。
私も学生時代に色々なへんてこな漫画を読みましたが一番衝撃を受けたのは、井上サトルの「バリバリ君」ではないでしょうか。これは聖教新聞で連載していたもの新聞4コマなのですが、
1コマ目:試験勉強をしている少年。「いくらやっても覚えられない」
2コマ目:その隣の部屋にいる父親。「この御書、先日やったのにもう忘れちゃってる」
3コマ目:「どうしてこう頭が悪いんだろう」と自分を笑う父親を見て「遺伝だな」と納得する少年。
4コマ目:少年は父親に提案する。「まあお互いにこの辺で宿命転換しましょうや」
これで終わり。全然意味が分かりません。この「バリバリ君」全部が全部こんな感じなのです。学会の教義用語が分かる方にとってはクスリと笑えるほのぼの4コマなのかもしれませんが、それを知らない人にとっては、大変シュールなマンガにしか思えないのでした。
あ、そういえば広告漫画ですが日ペンの美子ちゃんは、書店で入手できます。念のため。
あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度

あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度