風雲児たち 幕末編 (8) (SPコミックス)

風雲児たち 幕末編 (8) (SPコミックス)

江川英竜死す。歴史の教科書では韮山反射炉建設ぐらいでしか名前が出てこないのですが、これほど偉大な人物だったとは…。あと中島三郎助の話。風雲児たちはこういう教科書に登場しない偉大な人物を発掘してくれるのがいい。その他吉田松陰の入獄時代の話と、福沢諭吉の少年時代の話が主な構成。前の巻でベニョヴスキーや最上徳内の行動が千島の領土問題に影響したことに驚いたということを書きましたが、プチャーチンと川路の樺太の領土交渉において、高橋作左衛門がシーボルトから伊能図と交換で入手したクルーゼンシュテルンの地理書が登場したことに再度驚き。歴史はこのようにして作られていく。評価A−相変わらずとても面白い漫画。②巻になって登場人物の人間ドラマの部分に厚みが出てきました(ちょとベタだけど)。映画をみてなくても映画を見てしまった気になってしまう浜村淳の解説を聞いてしまうのは罪ですが、この本はネタばらししていてなおかつその映画を猛烈に観たいと感じさせてくれるので、すごいと思います。今回は「紳士同盟」「ミスタア・ロバーツ」「男の出発」「デュエリスト」と後半の四話がとてもよかった。私の好きな映画は「地下水道」なんですけど、崋山セレクトに出てきますかねー。次も楽しみ。評価A−
機動旅団八福神 3巻 (ビームコミックス)

機動旅団八福神 3巻 (ビームコミックス)

福神が活躍するのか、と思いきやあっさり惨敗して始まる③巻。とにかく読者の期待をことごとく裏切る方向に話を持っていかれるし、コマ間に飛ばされた情報量が多いので、読んでいてえらく頭を使わないといけない漫画です。やや疲れる。評価B−
げんしけん(7) (アフタヌーンKC)

げんしけん(7) (アフタヌーンKC)

リアルすぎです…この学生時代の雰囲気(コーサカを除く)。軽井沢2泊3日の旅…。学生時代がフラッシュバックする私。でも笹原と荻上は結構どうでもいいなぁ…。評価B+
ジパング(21) (モーニング KC)

ジパング(21) (モーニング KC)

久しぶりにかわぐちかいじの潜水艦戦でした。あっという間に終わってしまったのでちょと残念。今回ハルゼーとスプルーアンスという米海軍の太平洋戦争当時の指揮官が登場するのですが、別に戦史に詳しいわけでもない私には勿論知らない人。いつも巻末の戦史解説は熟読してしまいます。評価C+
こどものじかん 1 (アクションコミックス)

こどものじかん 1 (アクションコミックス)

小学校三年生の美少女がベタベタと迫ってくる、というロリ設定満開なことでネットで話題になってたので購入。読んだ感じでは、CCさくらからファンシー色を抜いてシリアス加減にリアルなエロさを増強したような感じでしょうか。だから何なんだとしか。話題になるのが不思議。評価C−
さよなら絶望先生(2) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(2) (講談社コミックス)

巻末に読者からのお便りを相変わらず全部掲載しているのですが、その中に「改蔵のほうが好きでした」というお便りが掲載されており、それに対する久米田のコメントが「僕もです」っていうのには、ホントにずっこけた。まぁ確かに私も改蔵のほうが好きなんだけどね。評価C+
おおきく振りかぶって(5) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(5) (アフタヌーンKC)

ちゃんと試合を丁寧に書いてますねー。このペースだとこいつらの高校時代が終わる頃にはドカベン並の紙数が必要になりそうですが、まだ5巻だし。いいか。評価B+