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本日はどんでん返し二点。
確か3年ぐらい前のこのミスの1位。単行本が高かったのでずっと文庫化されるのを待っていましたが、ようやく文庫化。この作品あっと驚くどんでん返しがあることで有名なミステリなのです。まぁ、どんでん返しがあると聞いてから読むと、途中でトリックがわかってしまって、いまいち楽しめなかったなんてことがよくあるのですが、これは違ってた。というか、どんでん返しがあるとわかっててもそのトリックが見破れない。最後まで読んでからもう一度読むと、ああ、1ページ目からすでにだまされてたんだなぁと感心。そんでもってタイトルの意味もようやくわかったりなんかして、再び感心。確かにこの作品のどんでん返しっぷりは前例がないものだったのでかなり意表をつかれます。これだけヒントがあったら流石にわかるよ、と思われた未読の方。チャレンジしてみてください。かなり勘のよい方でないと、見破れませんよー。評価B+
- 作者: 乾 くるみ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/04/10
- メディア: 文庫
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それにしてもひどい話ですよ。いえ、この小説の評価じゃなくて、とある登場人物のことを言ってるんですけどね。評価B+