狐笛のかなた (新潮文庫)

狐笛のかなた (新潮文庫)

これを読んで上橋菜穂子には、本当にハズレがないことを再確認。今、日本のファンタジー作家といえば、「守り人シリーズ」の上橋菜穂子、「十二国記シリーズ」の小野不由美、「勾玉シリーズ」の荻原規子の三人だろうと思うが、力量的に上橋菜穂子が突出している、と解説で金原瑞人が評していますが、同感です。
ところで、私は日本の作家が書くファンタジーがとても大好きなのであります。海外のものが、嫌いというわけではありませんが、ゴブリンとかトロールとか言われても、何だかファンタジー的なリアリティを感じないのですよ。天狗や河童やトトロのほうがまだ身近(どれも見たことはないけど)、という国土に住んでおりますので、根本にある感性がどこか違うのだと思います。
そういう私に、これはオススメ!という作品があったらぜひ教えてください。個人的には、斎藤惇夫のガンバシリーズ、グリックの冒険柏葉幸子の霧の向こうの、と地下室からの、みたいなのが好みです。