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悪果

本部のＭＤから「これめっちゃ面白かった」ということで渡されたので読んでみました。大阪のマル暴担当の刑事が主人公の警察小説。でてくるやつでてくるやつ、まっとうな世界の人がほとんどおらず、主人公を含めてヤクザのオンパレード。
シノギで食ってる極道。その上前をはねるマル暴刑事。それをさらに出し抜こうとするインテリヤクザ。そいつらに強請りをする情報屋。ゴロツキどもが入り乱れた世界で、主人公のマル暴刑事は罠に嵌められてピンチに。はたして生き残ることが出来るか？みたいな内容なんですが、こういう小説に全然興味のない私が読んでもかなり面白かったので、ハードボイルドがお好きな方には、オススメではないでしょうか。
ところでここまで書いてからみなさんのレビューとか読んでみたんですが、すごい絶賛ぶりですなー。アマゾンとはてな評価が両方とも５つ星なのも久々に見た気がします。直木賞候補常連の黒川氏ですので、今回もノミネートされるかもですね。