カシオペアの丘で(上)

カシオペアの丘で(上)

カシオペアの丘で(下)

カシオペアの丘で(下)

本屋大賞候補作。
この本を読みながら、けっこうボロボロ涙をこぼしましたが、決していい小説だとは思えませんでした。重松清は、前の候補作のときもそうだった気がします。何なのでしょう、その作品の魂というべき芯の部分が、浅いというか薄いというか、うまく表現できませんが、何か大切なものがこの作品には欠けているように思いました。